我らが群青の秋

若き時代を青春と呼ぶならば、いずれ来るのは群青の秋か。写真は、いつだか青山のウエストで友人と食べたシュークリーム。
有馬ゆえ 2021.05.21
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こんにちは。

東京はじっとり梅雨に湿気ています。雨も嫌いじゃないけど、もうすこし初夏の汗腺が開く感じを楽しみたかった気持ちです。

今回は、佐賀新聞Fit ecruでの連載から過去記事「我らが群青の秋」(2019年4月掲載)の加筆修正版をお送りします。今、あまり会えなくなってしまっている友人たちへ。

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我が子の未来も、我が子が独り立ちしてから夫と2人で過ごす未来も楽しみだが、私が今一番楽しみに描いているのは、旧友たちとの未来だ。ふとした瞬間に、おばあちゃんになってから、友人たちと再び青春時代みたいに過ごすことを夢見る。過ぎ去りし切なくまぶしい日々を、自分の未来として思い浮かべる。

例えば、こんな妄想だ。

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