不登校を手をつないで歩いた

photo:yue arima
こんにちは。ライターの有馬ゆえです。
このレターをお送りする頃には、私はずっとずっと楽しみにしていた宮崎旅行をしています。東村アキコさんのマンガに出てくる食べ物を食べることが主目的のゆるめ旅。チキン南蛮もフルーツパフェもねったくりも冷やしパインも、てっげ楽しみだ~。
さて今回は、子どもが不登校をしていた日々のことを振り返りました。なお、これまでのことを書いていいか子どもに聞いたところ「いいよ、うち今幸せだもん」とのことです。
スーパーからの帰り道、木々の芽吹きに目が止まり、この土地に来てからもう1年が経とうとしているのか、と驚いた。
引っ越しのきっかけは、小学校に入学してからほとんど3年間を不登校で過ごした子どもが、「学校に行くために引っ越したい」と言い出したことだった。内見が年末、引っ越しが2月末出、新しい学校に転入したのが3月中旬。慌ただしく毎日を送っていたら、あっという間に次の3月が終わろうとしている。
すごいなあ、と胸がいっぱいになる。小4の我が子がまるまる1年、学校に通い続けたのは、初めてのことだ。
色の乏しかった木々の先で、つぼみがふくらみ、あるいはほころんで香りを放っている。雑草の緑の中に、くすんだあさぎ、赤紫、鮮やかなイエロー、それから白と、色とりどりの水玉模様。空に響く鳥の声の種類が一つひとつと増していく。
こうやって春めく季節を、去年はまだ不安な気持ちで歩いていた。