日直カードでキャッチボール

いじめに関する記述があるのでご注意ください。
有馬ゆえ 2021.08.27
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こんにちは。

40℃近くまで気温が上がり、マジかこれが温暖化の東京の本気かと思っていた8月前半から一転、もやもやと気味の悪い暑さが続きますね。うっかりしてたら体調崩しそう。皆さま、どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。

さて今回は、ふいによみがえった小学校時代の記憶について。いじめに関する話なので、辛くなりそうな方はどうぞ非常口から外へ。

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もうすぐ就学する子どもの小学校生活について思いを巡らせていて、自分の過去のあるシーンにたどり着いた。

小学校5、6年生の2年間、持ち上がりのクラスでいじめにあっていた。あらためて言葉にすると、ずいぶん長いなと思う。これが自分の子どもだと考えると、耐えられなくなるほどだ。

中学校入学ぐらいまでの記憶はほとんどないのだが、いじめにひもづいて唯一、覚えているシーンがある。教室で、自分の日直カードが汚い、汚いとキャッチボールされている光景だ。

よみがえってはそっと振り払ってきたそのシーンをじっと見つめてみると、30年ぶりにあのときの気持ちが思い出された。

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